静岡県立大学 食品栄養科学部 栄養化学研究室

LABORATORY OF NUTRITIONAL BIOCHEMISTRY,
SCHOOL OF FOOD AND NUTRITIONAL SCIENCES,
UNIVERSITY OF SHIZUOKA

研 究

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脂肪滴表面に存在するタンパク質

 真核細胞にとって、中性脂肪を細胞内に蓄える“脂肪滴”は必須の細胞内器官であるが、その表面のタンパク質や、脂肪滴特異的に結合するのに必要なタンパク質配列は明らかにされていない。哺乳類のタンパク質であるperilipin、ADRP、TIP47(mannose-6-phosphate receptor binding protein)は、アミノ酸配列に共通する部分が多く、その機能が類似していることが推測される(PAT family protein)。我々は、細胞内に蓄積される脂肪滴表面を覆うタンパク質には共通のアミノ酸配列(PATdomain)があり、PAT domianを含むタンパク質が全て共通の機能(脂肪滴を覆う)を有することを明らかにした (J Biol Chem 2002)。

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