静岡県立大学 食品栄養科学部 栄養化学研究室

LABORATORY OF NUTRITIONAL BIOCHEMISTRY,
SCHOOL OF FOOD AND NUTRITIONAL SCIENCES,
UNIVERSITY OF SHIZUOKA

栄養化学研究室で、研究してみませんか?

トップページ > 栄養化学研究室で、研究してみませんか?

栄養化学研究室では、
栄養 × 運動 × 骨格筋 × 脂質 × ミトコンドリア
をキーワードに、「食べる」、「動く」ことで、私たちの身体はなぜ変わるのか?を研究しています。
たとえば、運動を続けるとなぜ持久力が高まるのか。食事の違いは筋肉の性質をどのように変えるのか。私たちは、こうした身近な疑問を、細胞や分子のレベルから解き明かそうとしています。
特に注目しているのが、細胞の形質膜やミトコンドリアをはじめとした細胞小器官の膜を構成する「リン脂質」です。リン脂質は単なる細胞や細胞小器官を隔てる“壁”ではなく、それら分子の多様性によって、筋肉やミトコンドリアの働きが変わる可能性があります。
私たちは、この「脂質の質」から身体の変化を理解するという新しい視点で、栄養と運動のしくみに迫っています。
研究室に配属された時点で、実験が得意である必要も、英語が得意である必要もありません。
大切なのは、「なぜだろう?」と考えてみたい気持ちです。

栄養化学研究室の特徴

コアタイムはありません
研究テーマを進めるために必要な時間を考え、自分でタイムマネジメントして研究を進めます。長時間研究室にいること自体を評価することはありません。

研究初心者からスタートできます
実験方法、データの見方、情報の調べ方などを、教員や大学院生と相談しながら身につけていきます。

自分で考える力を育てます
データクラブでは、自分の研究データをもとに、

「何が分かったのか」
「なぜこの結果になったのか」
「次に何を調べるべきか」

を議論します。必要な論文や研究情報は、AIや翻訳ツールも活用しながら調べます。

学会発表や論文にも挑戦できます
研究成果がまとまれば、学会での発表や原著論文としての発表を目指します。
研究室の学生は、日本栄養・食糧学会などで学生優秀発表賞を受賞しています。
実際に研究室で過ごした学生の声を読む

「厳しい研究室」と聞いたのですが?
「研究には真剣に取り組んでもらいます。そのため、研究を通じて何かを学び、成長したいと思っている人に来てほしいと考えています。」
一方で、長時間研究室にいることを求める研究室ではありません。
最初から一人で何でもできることも求めていません。

自由度は高い。でも、放っておかない。

教員や大学院生と相談しながら、少しずつ自分で考えられるようになることを目指します。

自由度が高いからこそ、大切にしてほしいこと
栄養化学研究室での研究は、自分自身が手を動かして初めて、仮説を検証するための実験データを得ることができます。逆に言えば、自分の研究に責任を持って取り組まなければ、研究は前に進みません。そのため、「コアタイムがない=楽ができる」「言われたことだけを最低限やればよい」「失敗したことをそのままにして、改善しようとしない」といった姿勢の人には、この研究室は厳しく感じられるかもしれません。分からないことや失敗したことに向き合い、周囲と相談しながら、少しずつ自分で考えて研究を進めようとする姿勢が重要と考えています。

こんな人を歓迎します

「自分に研究ができるだろうか」と心配する必要はありません。
研究室に配属される学生は、みんな研究初心者です。
大切なのは、今できるかどうかではなく、やってみたいと思えるかどうかです。

栄養化学研究室から、その先へ卒業後の進路-

卒業生・修了生は、食品・健康・医薬関連企業、大学・研究機関など、さまざまな分野で活躍しています。

卒業生・修了生の主な進路
https://www.shizuoka-lnb.com/obog/path/

▶ 栄養生命科学科「活躍する卒業生」でも紹介されています

病院で活躍
https://dfns.u-shizuoka-ken.ac.jp/dnls/policy87.html

研究者として活躍
https://dfns.u-shizuoka-ken.ac.jp/dnls/policy59.html
https://dfns.u-shizuoka-ken.ac.jp/dnls/policy65.html

企業で活躍
https://dfns.u-shizuoka-ken.ac.jp/dnls/policy47.html
https://dfns.u-shizuoka-ken.ac.jp/dnls/policy77.html
https://dfns.u-shizuoka-ken.ac.jp/dnls/policy88.html
https://dfns.u-shizuoka-ken.ac.jp/dnls/policy79.html

研究者として活躍する卒業生

栄養化学研究室で研究を始め、その後研究者として活躍している卒業生を紹介します。

佐藤 友紀
静岡県立大学 栄養生命科学科 助教
栄養化学研究室で学部から博士課程まで研究し、学振DC1、学振海外特別研究員を経て、現在は栄養化学研究室で研究・教育に携わっています。
現在の研究・プロフィール

妹尾 奈波
熊本大学 発生医学研究所 独立講師・PI
栄養化学研究室で博士号を取得後、Johns Hopkins Universityで研究を発展させ、現在は独立PIとして研究室を主宰しています。
現在の研究・プロフィール

榛葉 有希
静岡県立大学 臨床栄養学研究室 助教
栄養化学研究室で博士号を取得し、学振DC2、PDを経て、現在は臨床栄養学分野で研究・教育に携わっています。
現在の研究・プロフィール

まずは研究室を見に来てください
「まだ第一志望ではない」
「ちょっと興味がある」
でも大歓迎です。
研究内容だけでなく、研究室生活、就職活動との両立、大学院進学など、気になることを教員や在学生に直接聞いてみてください。
研究室の雰囲気は、実際に見てもらうのが一番です。 研究室見学を希望する方は、三浦または佐藤まで気軽にご連絡ください

よくある質問

Q.英語が苦手でも大丈夫ですか?

大丈夫です。
生命科学の最新情報のほとんどは英語論文として発表されていますが、現在は生成AIや翻訳ツールを適切に活用することで、英語が得意でなくても内容を理解しやすくなっています。
栄養化学研究室では、英語力そのものよりも、
自分の研究に必要な情報を見つけ、その内容を理解し、研究に活かせること
を大切にしています。
AIや翻訳ツールを利用して構いませんが、必要に応じて原著論文に戻り、図表や実験条件、実際のデータを確認する習慣も身につけてもらいます。

Q.コアタイムがない?

コアタイムはありません。
実験の予定、授業、就職活動、学会、プライベートなどを自分で調整しながら、自分の研究を進めてもらいます。長時間研究室にいること自体を評価することはありません。
一方で、研究には継続性がありますので、自分のテーマをどのように進めるかについては責任を持って取り組んでもらいます。

Q.成績に自信がありません

授業の成績はもちろん大切ですが、授業の成績と研究能力は必ずしも同じではありません。
研究では、
「面白い」
「もっと知りたい」
「なぜこうなるのだろう?」

と思えることも重要です。
実験がうまくいかないときに、別の方法を考えたり、情報を調べたり、周囲に相談したりしながら前に進めることも大切な研究能力です。

Q.大学院に進学しないといけませんか?

その必要はありません。学部卒業後に就職する学生もいます。
一方、研究を経験して「もう少し続けてみたい」と思った学生には、博士前期課程への進学を勧めています。食品・健康・医薬・生命科学関連企業の研究開発職を希望する場合にも、大学院で研究経験を積むことは大きな強みになります。

Q.大学院に進学した方が就職活動は有利ですか?

本人の努力次第です。
大学院に進学すれば、それだけで就職活動が有利になるわけではありません。学部卒の同級生が社会人として経験を積んでいる2年間を、学生生活の延長という意識で過ごしてしまえば、むしろ就職活動で不利になることもあります。
一方で、研究を通じて、自分で課題を見つけて考える力、問題を解決する力、成果をまとめて人に伝える力など、修士卒に見合った能力を身につけることができれば、その経験は大きな強みになります。
「何となく就職を2年先延ばしにする」のではなく、大学院で何を学び、何を身につけたいのか。その意思や目的をよく考えたうえで進学を決めてほしいと考えています。

Q.研究者を目指すこともできますか?

もちろんです。研究者を目指したいと思った人には、その可能性をできるだけ広げられる研究室でありたいと考えています。
栄養化学研究室ではこれまで、日本学術振興会特別研究員DC、PD、海外特別研究員などに採択された大学院生・修了生を複数輩出しています。
博士号取得後に海外で研究し、大学教員になった人や、独立PIとして自分の研究室を主宰している卒業生もいます。
研究者を目指したい学生には、

博士課程進学
→ 学振への挑戦
→ 海外研究
→ 大学・研究機関
→ 独立した研究者へ

という長期的なキャリア形成も支援します。ただし、研究室配属時点で研究者になると決めている必要はありません。 研究を経験してから、自分の進路を考えてください。

Q.研究テーマは自分で決めるのですか?

研究室全体の研究方向をもとに、教員からいくつかのテーマを提案します。
その中から、一人ひとりの興味や適性を相談しながら研究テーマを決めます。
研究を進める中で新しい疑問が生まれれば、テーマが発展していくこともあります。
大学院生には、さらに自分自身のアイデアを研究に取り入れていくことを期待しています。

Q.学会発表や論文発表はできますか?

研究成果がまとまれば、学会発表や原著論文としての発表を目指します。
大学院生を中心に毎年学会で発表しており、研究成果によっては学部生にも学会発表の機会があります。最初から発表が上手な人はいません。
研究初心者だった学生が、

実験する → 考える → 議論する → 発表する

ところまで成長していきます。

修士課程からの参加・博士後研究員について –


Q.他大学から大学院生として参加したいです。

他大学を卒業見込み、あるいは卒業され、本学大学院へ進学をご希望の方、大歓迎です。大学院の入学試験が8月と3月に実施されますが、なるべく早めにご連絡いただけると助かります。説明を希望される方は対面、Zoomどちらでも対応致しますのでアポイントの連絡をお待ちしております。

Q.博士研究員(ポスドク)として参加したいです。

Ph.Dを取得した博士研究員はいつでも歓迎しております。学振PDの申請についても相談をお受けしますので、気軽にご連絡下さい。研究内容についてはHPにも記載ありますが最新の進捗状況についての説明を希望される方は対面、Zoomどちらでも対応致しますのでアポイントの連絡をお待ちしております。

その他の研究室に関するご意見、ご質問は、メールで受け付けております。
大学院の入試説明会の日程等の詳細は本学のホームページをご覧ください。

Page Top